自身の経験則に則して、何切る問題、麻雀動画、牌譜を中心に解説しています。
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場に合わせた緻密な攻防
3:30
東三局 ドラ西家 八順目
ツモ
ここで生牌のを切るかどうかの選択
東三局の東場でありダブ東である、ここで生牌とは言えを切る人が多そう。
親に鳴かれたらちょっと前に出辛い上に両面形が多い手牌だが、
一面子も出来てないので、案外、手としても遠い。
はアンコになっても大して嬉しくないし、どっちみちドラ塔子を使い切ると考えるなら、
不要な牌であるし、結局、両面塔子が埋まってしまえば、ノミ手でドラを勝負する形になる。
まぁ、ここで切りが間違いとは思わないが、打点、スピード、他家との手の早さなどの
バランスを考えても、割りに合わないかも知れない。
ここでを切れる人はどれくらいいるだろう。
4:37
南家 ドラ十一順目
ツモ
は河に2枚切れでは1枚。
ここでを打って単騎に受ける。
当然、枚数的には単騎だが、やがアンコになれば
両面に変化するし、手代わりも考える人も多そうだ。
次巡 5:07
ツモ
当然見た目ではに受けた方が広いので、
あそこで単騎に受けて打って放銃する人も多そうである。
ここまでのおさらいをしてみると、
・が打ち辛い。
・ほとんど手代わりがない。
を引いても大して待ちも広くならず、も勝負しないといけないので、
単騎待ちかシャンポン待ちにする。
・場を見ても、全体的にタンピン計の捨て牌であり、などの字牌も山にありそう。
・ツモの来方も対子場ぽい。
やはり、リスクを負って強引に両面聴牌と考えるより守備も考えた七対子の方が、
場にマッチしてる気もするので、私も単騎に受けそうである。
と思ってたら、
6:12
ツモ
で、本当にをツモる。は1枚切れており、山にあると読んで単騎に受ける。
6:56
かなり終盤だが、以下の形からを放銃
ドラ西家
ツモ
西家から8000を出上がる。6:46切り辛そうなを引かされたが、これは当然押すとして
は現物待ちという訳でもなく、6:12の段階でリーチも全然ありな選択である。
二軒立直だったらどうだろう?
筒子が高く二軒立直だけに西家は止めてる可能性も高いかも知れない。
ま、リーチと言っててもアガれてたかも知れないけども、アガれてなかったかも知れない。
よくよく考えるとも最大2枚しかないし、純空の可能性だってある訳だし、
二階堂プロは門前守備型で、あまり前のめりになりすぎない打ち手である。
前のめりになりすぎない彼女の選択はリーチの多い私にとっては割と勉強になる。
ザっと見てしまうと、何気ない和了と済ましてしまう人も多いだろうが、
こういった奥深い思考に注目すると麻雀の腕は格段に上がる。
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