自身の経験則に則して、何切る問題、麻雀動画、牌譜を中心に解説しています。
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- 2011.10.24 常にベストな選択が出来る人間
- 2011.10.24 闇聴の大きなメリット
- 2011.10.20 結果論はされど結果論
- 2011.10.16 命取りになる1000の攻防
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誰にでも欠陥はある。でなかったら最初から麻雀を打つ意味などないし、
仮に私の選択は常に最善であり、これしかない、これで間違いないと言い切る人間、
そういう人は自惚れているとしか思えない。
特に麻雀というゲームは不確定要素が多く、そうあってはいけない部分もある。
故に、私自身、自分の下す選択が常にベストな選択だとは思っていない。
ただ、その半面、常に完璧でありたいという厄介な性格である。
特にネット麻雀は苦手なのでそのような欠陥的な部分が出てしまい、参っている。
3900聴牌で打ち。
から
対面も索子気配だしやを見逃して
にくっつけて確実にマンガンにするくらいの余裕もあってもいいかも知れない。
でも、どうせ和了優先で攻め切るつもりなら、これもありなんでしょうね。
上家も打ってるし、脇は確実に早いだろうし。
変わって、普通ならと外していく手牌であろう。
も2枚切れも一枚切れで筒子が両面に変化しても旨味がないし、
を引けば手広くなるからだ。
ただ下家の仕掛けと捨て牌に若干筒子が安いと感じたので引き期待だが、
引きで仮にが2枚切れてても、棒聴の予定。
本当にが来てアガれるかなと思ったが、こっちは3枚ある好形なのに、
こんな単騎待ちに負け、ラス牌のを引きあっさり和了られる。
NO EXPECTATION。麻雀に常に過度の期待をしてはいけないのである。
次局、下家がダマで断ヤオのドラ2、7700を対面から上がり、
は上家の現物だが下家にチーされ、嫌な予感がした。
本来なら暗刻落しがベストだろうが上家が変則手臭い気もしたのでも若干切り辛い。
が通るなら暗刻落しをするのだが、、、どうせ手も詰まるだろうし、
突っ張れる手牌じゃないし、突っ張る気ないなら最初から落しで良いかも知れないなと。
というか立直行くならさっさとアガれよと。ま、愚痴っても仕方ないのだが、、、
バカヅキの親はパワーが強く、両面待ちでも到底アガらしてくれない。
上家の立直なんてどうでも良い、この局面は絞りに絞りを重ね、
バカヅキの親を殺すことが先決かも知れない。標的を間違えてしまったことに後悔する。
嫌な予感は的中し、ここで2000ALLをツモられる。
少なくとも流局か上家の上がりないしは下家が上家へ放銃となっていたかも知れない。
もし、親に親満とかをツモられて駄目押しになるデメリットも考える必要がある。
麻雀は取捨選択の連続であり、麻雀程、難しく考えることの多いゲームは他にない。
牌譜:
http://tenhou.net/0/?log=2011102401gm-0089-0000-xae2f33b7b502&tw=2
東発の起家、いきなり上家がと晒す。
流石に闇聴。
こんな状況で立直を打つ理由がない。
ある程度突っ張りつつ、ヤバイ牌を引いたら降りる予定。
と、対面から立直が掛かる。
が1枚も見えてないこの状況で立直はリスクがありすぎるだろうし、
対面にが2枚以上持たれていて大三元に振り込む可能性がないと見ての立直だろうか?
もしかしたら上家は大三元ではないのか?と普通は思うだろう。
が3枚見えており。
上家は高そうなので、正直対面に差し込むくらいでも丁度良いかなと思ったが、
1、が1枚見えでは生牌
2、カンの可能性だけでなく、ペンの可能性もある。
3、も見えてるのでカンで振り込んでも安い。
と考え、慎重にから落とす。
このはかなり打ち辛い。
実質、二軒立直で7700で親番とは言え、待ちも悪いし火力不足、
上家も大三元の可能性がある上、長引きすぎだし、ここで降りを決める。
確かに、出和了7700、ツモれば親満の聴牌だと降りる勇気もいるだろうが、
ゼンツでいく方がデメリットが大きいと思い、案外サっと降りることが出来た。
当然、仮にを出たりツモったりして、和了を逃したとしても、後悔することはない。
何と、手牌を空けてみるともも刺さるという結果になった。
にしても上家の大明槓もそうだが、対面の立直も酷い。
こういう酷い立直を打つ面子はを掴んで振り込めば教訓になるのではと思ったが、
大三元の可能性はないと判断しないでを止めて良かった。
上家の手が混一小三元止まりの手でもを打つつもりはなかったが。。。
そこまで考えると麻雀というのは罠が多いとつくづく思う。
自分の手が重たい時ほど前のめりになりすぎず、冷静に見極める大局観は常に必要である。
牌譜:
http://tenhou.net/0/?log=2011102323gm-0089-0000-xb834cf51f3bf&tw=0
ここで言う結果に注目とは、結果ばかりに拘るという意味ではない。
あくまで結果を参考材料、自身の雀力向上として取り扱うということである。
1、もも鳴かなかったら・・・
対面ををツモ切ってるので、私にが入って立直ドラ1の聴牌。
2、をポンしてを鳴き損ねたら・・・
を食い取られているので、平和一盃口ドラ1の聴牌が入っている。
七対子と対々の選択はかなり難しい部分も多いが、
この場合を鳴きやすそうだし、対々の方が行き易いから結果的にも嵌ったという
ことだろうか。鳴きが良い悪いは置いといて、上家は無駄のない5200を下家から出和了る。
七対子一向聴に拘ってる人も多いかも知れないが拘ってると、
おそらく私のツモ和了(対面がをツモ切ってるので)である。
局面は変わって、二副露の私。対々の目も多く、値段的にも高そうな捨て牌である。
ただしここで対面はドラの切り、、、カンとで、
にがくっついても二度受けの両面だし大して嬉しくない。
普通は勝負するにしてもから切るのがセオリーであり、
聴牌しなかったら降りれば良いし、せめて、聴牌してからドラ勝負という形が良い。
私の捨て牌を見れば分かると思うが、もしあそこでドラを捨てなかったら、
と立て続けにツモが続き、平和の聴牌が入っており、
そこでドラ勝負と行ったら、私がを掴んで放銃していることが分かる。
結果的にも
下家からの18000で上がりでトップ終局だが、
いくら私の手が良く早そうに見えても私が和了れる展開になってなかったのだ。
そう考えると、私の勝ちパターンにはならなかったことになるかも知れないが、
面子によっての何が起こるか分からないのも麻雀である。
牌譜:
http://tenhou.net/0/?log=2011101919gm-0009-0000-x1cbb95aaa810&tw=2
箱下がなく、トップ目とは4700差、ただし下家の持ち点が1300しかない。
最低、断ヤオを付けて、下家からでも出和了でまくれるようにしておきたかったが
よりによってを引いて来てしまった。こうなると少し難しくなる。
より、確実にいくなら闇聴という手もあるかも知れない。
700・1300でトップと700差につめることも出来る上、
続行することもできるし(0点なら続行)、下家から出ても、
当然見逃しで山越しも利くし、引いて断ヤオの手代わりもある。
ただし、1300・2600ツモだとラス目の下家をトバして、
この局で一気にトップを決めることの出来る局面である。
問題は立直行って、下家から出た場合。一発で出たら無条件、出和了で問題ない。
一発が付かなくても、裏が1枚でも載ればトップではあるが、
載らなかった時のショックも大きいし、あまり粋なやり方ではないかも知れない。
下家から出ても危なそうな和了るが、基本的に見逃すつもりであった。
変わって下家の手牌。
ここで、立直と行ってしまう。
手代わり的にも引きとかもあるし、和了牌はしかない上、
現物待ちで親満聴牌。流石に勇み足だろう。
結果的にもリー棒出してしまったということが一番の敗因となりそうだ。
3900+リー棒で200差でここから出和了でも、トップに届く為である。
ツイてない時は慎重に打てと言われるが、この格言はデジタル的にも、
的を得てることかも知れない。麻雀は1000の攻防だって命取りになるんだから。
で、想定した展開が現実にも起こってしまう。
安心して倒せました。ありがとうございました。
もし立直を打たないでが出てたら、、、闇聴で打ちなら聴牌してない可能性もある為、
このを見逃す可能性もあっただろうし。
2着目の浮いてるが出てたらどうなかったかも分からないし、、、
麻雀はその人の雀風や判断の違いで局面がガラっと変わるものである。