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自身の経験則に則して、何切る問題、麻雀動画、牌譜を中心に解説しています。

   
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プロがよく和了る役満に隠された盲点

特に盲点って程のことでもなく、当たり前の話だが、
コメント欄や解説を聞いても誰も突っ込んでないので、話したいと思う。

点棒的に3人ほぼ並び、西家がダンラスで
南一局 ドラは6索8萬1枚切れで以下は南家の手牌
2:35 親の上家が6萬をツモ切ったのだが、
白白白7萬7萬8萬8萬2筒3筒3筒7筒8筒南
上の手牌からスルー
3:029筒が出たがこれもスルー、
4:50 でも9萬をスルーしている。
その結果、おそらく6萬を一枚目から鳴いていれば、
白白白6萬7萬7萬8萬8萬3筒3筒7筒8筒9筒の形で聴牌しており
おそらく、ツモ9萬でツモあがっていたか鳴きが入ったとしても
誰かから9萬を出アガっていて、スルーした結果

小島プロに
8筒8筒8筒7索7索5萬5萬5萬1索1索1萬1萬南 ツモ1索
をツモられてしまった。

皆は仮に鳴いて、小島プロに上記のような聴牌を入れられて、
ツモられたとしても和了に向かうべきではないと思うだろうか?
私は最初の6萬から仕掛ける訳だが、仕掛ける理由としては以下が挙げられる。

1、自分が南家であり次が親番。親に親満とかツモられる前にサクっとあがり切り、
この三人並びの点棒状況で親番に持ち込む。
2、打点向上が少ない。まず三暗刻狙いとなると、8萬が一枚切れで
ツモも8萬7萬3筒を暗刻にするなど強い所を先に引かないと成り立たない。
仮に両面塔子が先に入ったりしても三暗刻は消えてしまうということだ。
イーペーコー狙いに関しても似たような理由だ、
6萬を先に引いたとしても9萬を後から引いてしまっては消えてしまう。
一発裏ドラに頼るという考え方もあるが、そこら辺の考え方は、
割と堅実で目に見えない情報よりも、目に見える情報に頼ることが多い。

3、スピード的にも二向聴から一向聴になり、両面両面の一向聴である。
私としてはここさえ仕掛ければ、ほぼ9割くらいはアガれそうであり、
門前に拘りすぎると和了が遠のくだけでなく、振込みのリスクも高そうなイメージがある。
ただ、ここを仕掛けるデメリットとしては、言うまでもなく
打点を下げることと上家からの鳴き→食い流したりする可能性も高いということだけだ。

プロが割と役満を和了る理由としては、こういった
門前に拘るという打牌スタイルも関係しているのかも知れない。
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