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自身の経験則に則して、何切る問題、麻雀動画、牌譜を中心に解説しています。

   
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麻雀上達の一つの道のりとして、スタイルを崩さない程度に結果に注目すると良い。
ここで言う結果に注目とは、結果ばかりに拘るという意味ではない。
あくまで結果を参考材料、自身の雀力向上として取り扱うということである。



1、9萬3萬も鳴かなかったら・・・
対面を7索をツモ切ってるので、私に2筒が入って立直ドラ1の聴牌。
2、9萬をポンして3萬を鳴き損ねたら・・・
6索を食い取られているので、平和一盃口ドラ1の聴牌が入っている。

七対子と対々の選択はかなり難しい部分も多いが、
この場合西を鳴きやすそうだし、対々の方が行き易いから結果的にも嵌ったという
ことだろうか。鳴きが良い悪いは置いといて、上家は無駄のない5200を下家から出和了る。
七対子一向聴に拘ってる人も多いかも知れないが拘ってると、
おそらく私のツモ和了(対面が2筒をツモ切ってるので)である。



局面は変わって、二副露の私。対々の目も多く、値段的にも高そうな捨て牌である。
ただしここで対面はドラの南切り、、、カン5筒6萬9萬で、
5萬4萬がくっついても二度受けの両面だし大して嬉しくない。
普通は勝負するにしても5萬から切るのがセオリーであり、
聴牌しなかったら降りれば良いし、せめて、聴牌してからドラ勝負という形が良い。
私の捨て牌を見れば分かると思うが、もしあそこでドラを捨てなかったら、
3筒2筒と立て続けにツモが続き、平和の聴牌が入っており、
そこでドラ勝負と行ったら、私が9萬を掴んで放銃していることが分かる。

結果的にも



下家からの18000で上がりでトップ終局だが、
いくら私の手が良く早そうに見えても私が和了れる展開になってなかったのだ。
そう考えると、私の勝ちパターンにはならなかったことになるかも知れないが、
面子によっての何が起こるか分からないのも麻雀である。

牌譜:
http://tenhou.net/0/?log=2011101919gm-0009-0000-x1cbb95aaa810&tw=2
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4:43
ここでドラの3筒が下家から出る。
この時点での二階堂プロの手牌
1萬2萬2萬4萬5萬7萬8萬9萬3筒3筒6索7索白
白は二枚切れ
役もないし、スルーっていう人もいるだろう。
確かに現時点では役もないのだが、二向聴になってから、
ツモもかなり利かない状態なので、これは流石にポンしないと追い付かない。
初心者でもよく知ってる形聴狙いで親連荘でも良いのだ。
特に生牌のドラの3筒は普通切る牌ではないので、下家は聴牌してるかも知れないし、
十分形の一向聴、そこそこの手牌であると考えるのが普通であり、そこに対して牽制もできる。
この局面に限らず、ラス目の親とかでこういった動きをしてみるとたまに降りてくれたりする。

6:07
2萬2萬3萬4萬5萬7萬8萬9萬6索7索 ツモ3筒 3筒3筒3筒ポン

・ツモれば親満確定。
5索8索も悪くない待ち。
・このポイント差。

とかなり条件が揃ってるので、ノータイムで槓で良いと思うが、
ツモれなかったりツモった牌が相手の当り牌だったり、
相手にドラを載せる可能性もあるので、槓材があるからと言って、
あまり乱用し過ぎるのもよくない。嶺上開花以外にも狙える偶然役も存在する。

海底ロン・ツモ
自分にツモが回ったり立直者の海底狙いで、ドラポンなんかも、
200回に1回くらいはする。あとは親をどうしても流したいのだが、
間に合わないので形聴も兼ねて海底を狙うなんていう戦略も面白い。

槍槓
これは嶺上開花をする時に注意しないといけない。
そのまま河に捨てるのと違い1翻高くついてしまうし、
役が付くので他家の役なし聴牌に放銃なんてこともあるかも知れない。
あまり、こういう薄い待ちで振り込まなければ流局ってのも痛いので、
無闇に槓するのではなく、槓材は危険牌でもあるという認識を持つと良い。

おそらく、安藤プロがポイント的にリードしてる局面であり、
安藤プロの親番なので親被りを狙いたいというのもあるのだろうが、
これは金子プロも仰る通りパーフェクトな牌譜と言って良いかも知れない。
これは安藤プロの和了よりも、飯田プロの手順に注目したい。
西家でドラが4萬
1:00
2萬2萬3萬6萬8萬7索7索5索5索2索白西8筒ツモ4筒
面子手は苦しいと見てるのだろう、1枚切れの8筒を切る。
これは、なかなか良い感性をしている。
普通は断ヤオも見て横に伸びることも考えるので西辺りを切りそうである。

1:31
2萬2萬3萬6萬8萬7索7索5索5索2索白西4筒ツモ3萬
ここで2索を打つのもなかなか良いセンスである。私も正直全く同じの打牌を選択する。
西は重なりそうだし、リーヅモ七対子ドラ2が本線であろう。

2:16
2萬2萬3萬3萬6萬8萬7索7索6索5索5索白4筒ツモ4筒
カン7萬を嫌い一枚切れの8萬を打つ辺りも一般の人には出来るかどうか微妙である、
普通は白を落とすだろう。仮に7萬が入っても3萬2萬を打ったりポイント的にも、
対子手を拒否したくない局面であるし、私も仮にフラットな状況だったとしても、
自分が聴牌する前に白を打って鳴かれたりしたら嫌だし、白単騎にもしたいので、
こんなにツモが縦に伸びてるなら、七対子に決めてしまうだろうけれど。
6萬を切らないのもなかなか良い。場に一枚切れてるし、
弱気になってると下家の安牌ってことでつい切ってしまいそうだが、、、
もしかしたら、6萬暗刻も考えこの手から四暗刻も、見てるのかも知れない。

3:06
2萬2萬3萬3萬6萬6萬7索7索5索5索4筒4筒白ツモ1萬
白単騎で闇聴にしてた所に1萬ツモ。解説でも言ってる通り、
1萬は全員の現物であり純空である。ここで1萬単騎に受けかえる。
ただ、この1萬をツモ切る手もあるだろう。。。和了を拾うとかそういうことではなく、
鳴かれたりしてツモを変えたくないし、2萬3萬4筒が一枚ずつ切れているのが、
不安な所で、四暗刻を狙うにしても白をツモったらツモ和了だが、
四暗刻を目指し2萬3萬4筒いずれかを切る選択も残したいからだ。
ただ安全面では白切りの方が良いかも知れない。
ここら辺は打ち手の感覚としか言い様がない。

4:24
2萬2萬3萬3萬6萬6萬7索7索5索5索5索4筒4筒ツモ7索
2萬3萬4筒は1枚ずつ切れている。2萬3萬はドラ色だけに4筒の方を残しておきそうだが、
萬子が安いと判断したのだろう。ここで4筒を切る。ドラ色とかは関係ない、
場に高いか安いかだけで判断するのが大事と言わんばかりの4筒切りであった。
もし萬子を落とすのであれば、2萬3萬の比較になるが、
これは2萬の方を残す方が良いだろう。3萬が壁になっており、
3萬4萬5萬で使われてる可能性もあり、2萬の方が不要牌になりやすくので、
他家として手牌に余りやすく山にある可能性も高いがあるからだ。

6:03
2萬2萬3萬3萬6萬6萬7索7索7索5索5索5索北ツモ6萬
で、聴牌を果たす。4筒はあの時点で一枚使われており、
場に2枚見えてるとは言え全山の四暗刻聴牌。
結果的に実らなかったが、本当にあそこで3萬を落として

2萬2萬6萬6萬7索7索7索5索5索5索4筒4筒北ツモ6萬
だと、4筒が使われていただけに、何か物足りない印象があっただろう。
無駄のない完璧な手順で完璧な聴牌に持ち込む、稀に見るプロらしい打ち筋、手順であった。

思い込むというのは良い悪いに関わらず、そのような結果を導く。
不調というのは相手や運によらず、大抵、各々の精神状態に原因がある。

人間どうしても目先の結果や成績に惑わされて、自分は不調だと思い込んでしまう。

麻雀とはいくら完璧に打てたとしても、結果などついてこないことなどもよくあるケースであり、
短期的にたまたま、良い戦績を残すのだって誰にでも可能であるにも関わらずである。

一番悪いのが不調だと勝手に思い込み感覚が鈍ってしまい、
打牌が乱れるケースもありえるし、逆もあり、自分が好調だと思えば、
通常よりも感覚が冴えベストな判断を下すことだって出来る。

特に悩む事はない、悩む事自体自分を不調にしているし、
自分が不調と思わなければ不調ではないのだ。
なら、いっそのこと自分は好調、自分は完璧だと思い込んでしまえば良いだけの話だろう。

ネット麻雀は得る物もあるが、失う物もある。
代表的な例としてはアシスタントが付いてるので、
点数計算をしなくても良い、待ちが分からなくても良い、牌が止まってくれる、
時間制限など制約がありすぎて、どうでもよくなってしまい、
打牌がいい加減になってしまい細かいミスを連発し、
リアルの麻雀にもそれが出てしまうなどがありそうだ。
特に人間の条件反射というのは怖いもので、何度も同じ事を反復してしまうと、
そのような悪い動作が身についてしまい、無造作にやってしまうこともある。
東2局 北家 ドラ5索 十順目くらいに
1索1索2索2索7索8索9索1萬2萬3萬東東發
1枚目の1索が対面から出て仕掛けてしまう。
東などそうそう出るわけがない上に片和了り聴牌。
發も生牌だったので、鳴いて聴牌外すのも面白かったかも知れないが、
それなら門前で行った方が良いだろうし。リアルのそこそこ打てる面子相手に、
こんな仕掛け絶対に仕掛けしないんだが、、、
やはり、結果的にも散々で3索を対面に2枚ツモ切られ。

1索1索2索2索3索7索8索9索1萬2萬3萬東東ツモ3索
となっていた可能性も濃厚な上に、直後に対面から立直が入り、
あがれない2索をツモってしまい。
鳴くのであれば、せめて2索ないしは3索から鳴く余裕が欲しいものだ。
やはり麻雀は一つの偏った層の面子とだけ打つのではなく、
様々な面子と対戦して、実際に牌に触れ考えながら、打たなくてはいけないと実感する。
本当に大変なゲームだ。
  
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